マンションリフォームのチェックポイント

マンションの場合は、個人でリフォーム出来る部分(専有部分)と、出来ない部分(共用部分)があります。
例えば、窓サッシや玄関ドア、ベランダなどは専有部分ではなく共用部分のため、勝手にリフォームすることはできません。
この区分は、マンションによって若干異なることが有りますので、管理組合に確認する必要があります。
また、床材の防音規定などもマンションによって様々ですので、必ず管理組合に確認しましょう。
また、マンションでは外壁など共用部分の修繕工事が行われることが有ります。
この工事中は足場やシートがかかったり、大型の工事車両が出入りしたりします。
この工事と個人のリフォームが重なってしまうと、資材の搬入や工事車両の駐車などが滞り、トラブルになることがあります。
自分のリフォームを円滑にすすめるためにも、マンション自体のリフォームとは時期が重ならないように、事前に確認しておきましょう。
もうひとつのポイントは、電気やガスの容量確認です。
例えばキッチンのリフォームでは、新たにIHクッキングヒーターや食洗機と取り付けたり、
ガス給湯器を取り替える際には、給湯能力を上げたり追い焚き機能をつけたりします。
このようなリフォームでは、ガスや電気の容量を増やさなければならないケースが多くあります。
電気やガスの最大容量はマンションの規約によって決まっているはずですので、
容量をどこまで大きく出来るか、事前に確認しておきましょう。

信頼できる工事店の探し方

工事店に直接リフォームをお願いしたいと考えていても、工事店は日本全国に無数にあります。
このサイトで紹介したことはあくまでも一般論なので、工事店の中には丁寧で誠実な業者もいれば、その逆もいます。
「見えないところは適当にごまかしておこう」というようないい加減な業者には依頼したくありませんよね。
リフォームは高い買い物なので、依頼先を間違えると、とんでもないことになってしまいます。
ですから、工事店は慎重に選ぶことが大切です。
では、具体的にどんなポイントに注意すればいいのでしょうか?

信頼できる工事店のポイント

まず何よりも誠実であること
プロならではの提案力があること
確かな技術力があること
工事終了後の手直しの対応が速いこと
利益の少ない小さな工事でも喜んで対応すること
マナーが良く気配りが行き届いていること
工事金額がほんとうの意味で適正であること

この7つの条件がそろって初めて、最小の費用で最大の満足を得るリフォームが可能になります。
ですから、リフォームの依頼先は、これらの条件を満たす工事店がベストです。
どうせ工事をするなら、このような素晴らしい業者に依頼したいと、誰もが思うでしょう。

リフォーム工事店とリフォーム営業会社の違い

リフォーム工事では、最初から最後まで予定通りに工事が終わることは、むしろ稀です。
大半の工事は途中で追加工事が発生したり、仕様が変更になったりします。
工事店の場合は、職人自らがお客様を担当しますので、こういった変更にも瞬時に対応できますし、
職人に対する指示も的確で、工事の進行もスムーズです。
しかしリフォーム営業会社の場合は、
「顧客⇔営業マン⇔現場管理⇔職人」
という、まるで伝言ゲームのようなやり取りになってしまい、情報伝達の齟齬によるトラブルが多発します。
また、若い営業マンは年季の入った職人には頭が上がらないので、お客との板挟みになってまともな対応ができないケースも少なくありません。
加えて、リフォーム営業会社と下請け工事店では、
どうしても元請けの営業会社の立場が強くなります。
このため、リフォーム営業会社が無理な値引きで契約をもぎ取ってきた場合には、それが下請け業者を直撃して、手間や材料の切り詰めをせざるを得なくなってしまいます。
これが手抜き工事につながっている例もよくあるのです。
逆に、リフォーム営業会社のメリットとしては「サービス」があります。
担当の営業マンが一緒にメーカーのショールームを案内してくれたり、こまめにお礼の葉書を送ってくれたりと、何かと気持ちのいいサービスをしてくれるでしょう。
こうしたサービスに、工事店の提案力、技術力、価格を上回るメリットがあるかどうかは、消費者の判断になります。

リフォーム工事店とリフォーム営業会社の違い

一般的には、リフォーム営業会社よりも、工事店に直接依頼してしまった方が費用は安くなります。
しかし、工事店のいいところは価格だけではありません。
実は筆者はリフォーム営業会社に勤めていましたが、リフォーム営業会社は表向きは工事店ですが、中身は完全に営業の会社です。
その営業マンは契約をとるためのセールス技術はあっても、施工の経験は全くありません。
ですから木材の性質や治め方を熟知している営業マンなどはほとんどいないと思っていいでしょう。
1人では現場を調査できないような素人営業マンも少なくないのです。
この場合、素人営業マンは下請け業者の職人を従えて現場調査します。
そして下請け業者が見積書を作成して、営業マンにFAXします。
営業マンはこの見積書に会社の利益を上乗せした見積書を、顧客に提示するのです。
このように、1人で現場調査もできないような営業マンのいる会社は、単なるブローカーのようなものです。
コレに対して工事店であれば、現場に関する確かな知識と豊富な経験を併せ持った建築のプロが、
最初から最後まで、責任をもって担当してくれます。

リフォーム費用を極限まで安くする方法?

極端な話、リフォーム代金を極限まで安くするなら、キッチンそのものをホームセンターなどで買ってきて、
自分で調べた各種職人にそれぞれ発注して、現場管理も自分でやってしまえばいいのです。
しかし職人間の日程の調整や、指示をしながら現場を管理するのは一般人ではまず不可能です。
予定の時間が狂って職人に無駄足を踏ませてしまったら、仕事を全くしていないのに出張費がかかってしまいますし、
工事完了後に床の傷を発見してとしても、どの職人が傷をつけたのか特定できないために、結局その補修費用も自分で負担しなければならなくなります。
工事後にしばらくして水漏れが起こったとしても、その責任が設備職人にあるのか、キッチンの取付業者にあるのか特定できなければ、この修理も自己負担となって、結局余計に費用がかかってしまうかもしれないのです。
こういった心配事や現場管理に必要な時間や手間を考えると、結局現場管理費を払って一社にまるごと任せるほうが得策なのです。
ですから、最近よく耳にするようになった「お客様の現物支給による分離発注」は一見するとお得なように感じますが、トラブルが多いためオススメはできません。
このように考えると、工事店の中間マージンも、仕事に見合った適切な利潤とかんがえられるのです。

リフォーム工事店はなぜ費用が高くなる?

リフォーム費用の裏話の記事では、個人職人と工事店や営業会社との金額の違いを解説しましたが、
この金額差には「現場管理費」という正当な費用の意味合いもあるのです。
通常、リフォーム工事には様々な職人が必要になります。
例えば、キッチンの取替え工事では、まず大工が流し台を取り外して新しい流し台を取り付けるための土台をつくります。
その後、設備職人が水道や排水管の位置を移動する工事を行い、並行して電気工事士がレンジフードや食洗機などを設置するための電気工事を行います。
ここまで終わってようやくキッチンの取付ですが、これはキッチンメーカ専属の職人です。
そして、キッチンの取り付けが終わったら、また設備職人が給排水の取り付けを行い、この他にもガス工事職人、キッチン周りのクロス張替えを行う内装職人も入ってきます。
これらの全ての職人を、ずべて社員として抱えている会社は存在しません。
工事店とは、必要なときにその都度、各職人に工事を外注しています。
現場管理のしごとは、これらの職人の工事時間を計算して統制し、それぞれの職人に適切な指示をしてリフォームを完成させることです。
そして、この仕事の対価が、現場管理費というわけです。
工事店のリフォーム代金が職人に頼むよりかかるのも、正当な理由があるということです。

リフォーム費用の裏話②

リフォーム業者は無数にありますが、
大別すると次の3つになります。

①職人さんが経営する個人店
②工事店(工務店、塗装店など)
③リフォーム営業会社

数ある業者も、全てこの3種類のどれかになります。
例えば、夫婦だけでやっているような①個人店にリフォームを依頼したとします。
リフォーム費用というのは、そもそも職人の人件費と材料費、その他の諸経費からなりますので、
職人の日当が18000円として、材料代が10000円、諸経費が2000円とすれば、リフォーム費用は30,000円となります。
次に、同じ内容の工事を②工事店に頼んだとしましょう。
工事店は個人店と違って会社組織です。
大工工事を専門とする会社は「工務店」で、塗装工事は「塗装店」です。
その規模は様々で、3人でやっているところもあれば、何十人もの従業員を抱えているところもあります。
同じ工事をやるわけですあkら、工事にかかる費用は同じです。
しかし、夫婦だけの個人店と違って、会社は事務費や利益を確保しなければいけませんから、
30000円で引き受けてしまっては、利益を出せなくなってしまいます。
ですから工事店はこの金額で引き受けることは出来ません。
事務員の経費や会社の利益を上乗せして、15%くらいは高くしなければならないでしょう。
つまり、個人の職人さんに頼めば30000円の工事が、会社組織の工事店に頼むと35000円前後になるということです。
さらにこれが③リフォーム営業会社になると、金額はもっと膨らみます。
リフォーム営業会社とは、そもそも営業の会社ですから職人は抱えていません。
リフォーム会社の営業マンが受注してきた工事を、契約する職人や工事店に外注しているのです。
営業会社から発注を受けた工事店も利益を確保する、
さらに営業会社も利益を確保しなければいけませんから、
だいたい原価の30~40%くらいの上乗せになると考えましょう。
このようにリフォームの費用は、依頼先によって大きく変わります。
これは「ボッタクリ」と思う方もいるかもしれませんが、店頭に並んでいる商品だって、小売店、卸問屋、メーカーなど様々な業者が間に入っているのと変わりません。
同じ商品でも「どこから買うか」によって値段が大きく違うように、
リフォームも、同じ工事を賢くするには「「どこに依頼するか」が重要なのです。

リフォーム費用の裏話①

良い業者は、すぐれた技術力と提案力を併せ持っているものですが、だからといって工事費用が異常に高ければ良い業者とは言えません。
良い業者とは、優れた工事を適切な価格でやってくれるものです。
では、リフォーム工事のお値段とはどう決まるのでしょうか?
リフォームの依頼先は大きく分けて次の④つです。

家を立ててくれた業者、もしくは知り合いの業者
知人に紹介してもらった業者
新聞などの広告で知った業者
知名度の高い大手や、ネットで検索した業者

実はこの依頼先によってリフォーム金額は大きく変動します。
同じ工事なのに、金額が倍以上違うことも少なくありません。
こうなると、ますます何を信じていいかわからなくなりますね。
「見積もりが高いところはボッタクリ!?」
「安すぎるところは手抜きでは!?」
消費者から見れば、この金額差は意味不明ですが、
建築業に携わっている人から見れば、ごく当たり前の話なのです
この金額差は、リフォーム業界の仕組みから生まれています。
同じ内容の工事でも、どこに依頼するかで大きく金額が変わるのですから、
最小の費用でリフォームを成功させるには、最低限リフォーム業界の仕組みを知っておきましょう。
これについては次の記事で解説します。

リフォームで失敗しないためのポイント

リフォームで失敗しないためのポイントは、たったひとつです。
それは”業者選び”です。
業者選びに成功すれば、あなたのリフォームは間違いなく成功するでしょう。
例えば、あなたが今我が家をリフォームしようと思って新しい間取りを考えていたとしても、実際にはわからないことだらけだと思います。
リフォームでは業者の提案力と技術力がモノを言います。
良いリフォーム業者は良い医者に似ているのです。
信頼の置ける医者は、常に患者の立場に立って、不安に思っていることを取り除き適切な治療をしてくれます。
コレと同じで、本当に良い工事店は、わからないことや不安に思っていることを、住んでいる人の身になって、プロの立場から適切にアドバイスをしてくれます。
そして、確実で丁寧な施工をしてくれるのです。
優れた提案力と技術力を併せ持った、信頼できる”リフォームの名医”を探しだすことが、リフォーム成功の秘訣なのです。
ですから、リフォーム工事の依頼先は簡単に考えてはいけません。
大げさでも何でも無く、”どこに頼むか”がリフォームの全てを左右するのです。
満足の行くリフォームをするには、良い業者に出会わなければいけないということです。

リフォームをどこに頼んだらいいのかわからない

「リフォームしたい!」と思い立って、一番最初に考えるのは工事の依頼先ですよね。
「どこに頼んだらいいのかわからない。」という悩みをよく耳にしますが、たしかにそうなんですよね。
新聞には毎日のようにリフォーム業者の広告が入っていますし、テレビでは手抜き工事やぼったくりによる被害が報道されています。
消費者の皆さんが業者選びに慎重になり、不安になってしまうのも無理はありません。
実際に、消費者の知識の無さにつけこんでトラブルを起こしている業者は跡を絶ちません。
これには理由があります。
リフォーム業は、新築の場合と違って公的な業者登録制度が必要なく、どんな人でも自由に開業することが出来るんです。
建築の知識や経験が全く無い人でも始められてしまうのが、リフォーム業なんです。
実際にリフォームをした後、業者が十分なフォローをしてくれず、困っている消費者の相談は、多く寄せられています。

半年前に知り合いの業者さんに増築してもらったが、増築部分の継ぎ目からの雨漏りがあった。
すぐに直してもらったが、今度は別の場所から雨漏り。
この繰り返しで、最近は電話しても中々出てくれない。
色々な業者の中で一番安かったところに壁紙の張替えをしてもらった。
施工後、よく見たら細かいところは貼り絵のようにギザギザで、きっちり収まっていなかった。
その後2ヶ月もしないうちに端の方からクロスが剥がれ始め、業者に電話したら「そんなもんですよ」とあしらわれて対応してくれなかった。